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奇跡の連続が「現在」

執筆者の写真: Rina's SelectionRina's Selection

更新日:2020年6月21日


人生には、二つの道しかない。

一つは、奇跡など全く存在しないかのように生きること。

もう一つは、全てが奇跡であるかのように生きることだ。

              ――アインシュタイン


こんばんは、里奈です。

今日は私自身の話をしたいと思います。


いきなりですが、今、すごく幸せなんです。

というか、ずーっと昔から私は幸せだったことに気が付いたんですね。


去年までものすごく仕事が忙しくて、

新規事業の準備なども重なって、

サロンをスタッフに支えてもらいながら、

私は別なサロン訪問をしたり、

技術者協会に行ったりして、

経営の勉強を4年間してきました。


個人事業って分かれ道があって、

そのタイミングは

1年目

3年目

5年目

なんじゃないかなと思っています。

たぶんその先にも無数の分かれ道はあると思いますが。。。


美容サロンの生存率というデータが出ていて、

開店1年以内に60%が閉店

3年以内に90%が閉店する。らしいです。


さて、2013年に起業して現在5年。

なんとかここまで続けてくることができました。

と安心している場合じゃありません。


「2018年、本番の年になる」

と去年かなりの準備をしてきました。


これまでが本番でなかったというわけではありません。

ただ、私は技術の勉強は日本でしっかりとしてきていますし、

今でもスキルアップをするために、研究もしますし、練習もしますし、

論文も読みますし、ずっとずっと勉強は続きます。


でもそれだけでは満足できません。

「技術だけの美容家になったら終わり」

ずっとずっとそう思い続けてきました。


5年の分かれ道で、間違えた方向に進めばこのサロンは潰れる

という、超ネガティブな確信がありました。


だから、正しい方向に進みたい♪

そう思ったんですね。


どうしたかというと、

去年の11月に、日本の師匠の方々に会いに行きました。

10日で日本半周したかな(笑)

そして、確認しました。


何のために、サロンを開いたのか?ということ。


師匠たちに会って、大事な日本の家族にも会って、親友にも会って、

ドイツに戻ってきて、自分の家族が迎えてくれて、

お客様が「お帰りなさい、待ってましたよ」と言って下さった。


私は、笑顔のためにサロンを開いたはずだった。


事業が上手くいけば、家族も喜んでくれると思って、がむしゃらに頑張った。

でも気がついたら、自分の勉強や研究、スタッフや仕事のことに夢中になって、

家族を放ったらかしにしていました。


夜、主人が子供達の寝かしつけをしてくれている間、

私はサロンに戻って残りの作業をする日々でした。


そうしているうちに

まだ4歳だった娘が、

私が車のキーをそーっと取るシャラシャラっていう小さな音に反応して、

玄関まで走ってきて

スカートの裾を引っ張って

「ママ行かないで」って泣くようになってしまったんです。


『限界だな。。。』


正直、すごくすごく苦しかったんです。

お客様の施術をしている瞬間と、

家族の寝顔を見る時が一番幸せ♪

でもそれ以外は苦しかった。。。


去年の事ですが、

大型家具屋さんに、サロンで使う物を調達しに出かけた時、

ふと、ぬいぐるみを見つけて、なぜか立ち止まってしまいました。

「喜ぶかな...?」


息子と娘に1つずつぬいぐるみを買って、

家具を買うのも忘れて急いで帰りました。


子供達は、すっごく喜んで、その日そのぬいぐるみと一緒に寝ていました。

主人の実家で飼っているワンちゃんと同じ名前を付けて、かわいがってくれました。


こんなに喜んでくれるなら、もっと早く買ってあげたらよかった。。。


次の日、娘と外出のとき彼女は昨日のぬいぐるみを抱っこして歩いていました。

外出先で、他の子達と混ざって遊んだ帰り、別な子のお母さんから話しかけられました。

女優さんみたいに綺麗なお母さんで、センスも良くて、素敵だなぁと見とれていると、


「そのワンちゃんのぬいぐるみ、*ソフィーっていうの?」


「そうみたいです、昨日からとっても大事にしているんですよ」


「あら、そうなの!実は、ウチの娘もソフィーって言うのよ」と。。

              

それをきっかけに、また会いましょうという約束をして、

今では、仕事まで一緒にする仲になりました。


彼女は、貿易やファッション関係の仕事に長年携わっていて、

とっても素敵な経験を私にさせてくれています。


そこで実感したんですね。


まず、自分のすぐ隣に居る人を笑顔にする

そうすれば、そのまた隣に居る人も笑顔にできる

そして、今この瞬間、目の前に居るたった一人を幸せにしようと全力を尽くすこと

そうすれば、その人の後ろに居る全ての人が幸せになれる。


それこそが、全てを良い方向に向ける一番の方法。なんだなって。


今、これまでの人生を振り返った時、

もちろん、結構辛い経験もしてきました。


でも、それには全て意味がありました。


居心地の悪い環境から抜け出そうとしてきたからこそ、今立っている場所に来ています。

もしも、あの頃の居心地が最高に良かったなら、私は今ここに立っていませんから。


違和感を楽しむ


過去に起こった嫌な事、今起こっている辛い事には、全て意味があるってことを理解した時、


「そうか、全ては上手くいっているんだな」

ということに気づいたんですね。


それは、全て、人との関わりから成り立っている。


ありませんか?

今はもう連絡先も知らない〇○ちゃんが、昔私にこんな風に言ってたなぁ とか、

すっごく理不尽な事を言われたりして腹を立てた思い出


もう関わっていない人も、あまり好きになれなかった人も、

私にその強烈に残るたった一言を言う為の出会いだった。

そして、他の誰かのためにもどこかでお役目を果たしているはずです。


主人は私によく言います

「一期一会だね」って。

だから、彼は他人様にできるだけ嫌な態度をしたり、汚い言葉をぶつけたりしない。

大地のように広い心で人と接しています。

そういえば、そんな彼が好きで結婚したんだったなぁ。

結婚して10年以上経った今でも、私が何を言ったとしても、

ふっかふかの全身で受け止めてくれる。


開業5年目に突入する前に、全ての整理ができ、

こうして自分の軸ができました。


今年に入ってから、

新たなスタートは本当に大変だった。

そうなるだろうと見越した親友が、

自分の仕事を辞めてまで、3ヶ月間も私の側で支えてくれた。

「1人でやるつもり?何言ってるの、私手伝いに行くよ」と。

日本からですよ、私だけのために。

事務や準備作業などから、私のメンタル、家事、子育てまで、全てを支えてくれた。

そして週末にはヨーロッパ中のビンテージ食器やアンティーク商品などを求めて出かけて楽しみました。家族で近隣の国に車で行って、その場で出会った骨董品を集めることが幸せで、また次の一週間も頑張れた。


その名残で、今でもビンテージ物を見に行っては、特別の逸品を選んで買い、

ひとまず自宅の書斎に飾り、少しの間眺めて楽しんで、

サロンに商品として並べている。


その親友と、親友と呼べるようになったきっかけもまた、奇跡だった。


さかのぼって全てを考えると、

全てが奇跡の連続でした。


25年前、初めてケルン大聖堂を登った

その時「私は必ずここに戻って来る」と思って、

大聖堂で買ったポストカードを25年大切に持っていた。


親友が日本に帰国するという最終日、

25年ぶりにケルン大聖堂に登った。

「今日のために、25年前ここに登ったんだ」と思った。



2018年、残り3ヵ月と25日



女性の笑顔は世界を平和に導く

まずは自分が笑顔に、次に自分の隣を笑顔に!


RINA


今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。

ちょっと長くなっちゃいましたね。すみません(笑)




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